愛全園では、次の世代の介護人材確保と育成に向けた取り組みを行うための環境をつくることを目的とし、以下のことに取り組んでいます。

当法人では、毎年10月から翌年2月にかけて、介護職員初任者研修講座を開講しております。講師は全て経験豊富な法人の職員によるものであり、より実践的な内容となっております。実習は愛全園の施設内で行うことができます。

・働きながら資格が取れるように、日曜日を中心とした通学学習・実習カリキュラムが設定されています。
・当法人で働いているベテラン職員が講師となり、具体的な問題を取り上げて講義を行います。
・資格取得後、慣れた講師の元(当法人)で、そのまま介護の仕事に就くことが出来ます。
・雇用保険被保険者の方で、本講座を修了した場合に教育訓練給付金の支給が受けられます(要申請)。

教員免許取得のための介護等体験研修の受け入れ

愛全園では、小学校・中学校の教員免許取得のための大学生の介護等体験研修の受け入れを行っています。
施設のご利用者様と一日行動を共にして頂き、認知症や様々な障害等も含め多様な個性を理解し、「その人は何に困っているのか」、「何を求めているのか」を感じて頂くことが重要であると思っています。
将来、教員になった時、介護の仕事を志す学生に対しての関わり方に役立てることが出来るよう、ご利用者との関わりが深く持てるようなカリキュラムとしています。特別養護老人ホーム、デイサービスの両方の体験をして頂きます。

中学生の職場体験の受け入れ

愛全園では、中学生の職場体験の受け入れを行っています。認知症の方とはじめて接するお子さんも多いことから、ソーシャルワーカーとしての資格を持つボランティアコーディネーター二名が教育担当に付き、オリエンテーションでは、施設でのルール、マナーや、認知症の方への接し方やなどをしっかりと伝えた上で不安がないように職場体験に入って頂きます。最近では、他市からのご依頼もあり積極的に受け入れを行っています。
中学生が研修後のレポートで、楽しかった、ためになった事などを次の回に活かして内容の見直し等も行っています。主な内容は、ご利用者との一対一の会話、レクリエーション、行事などへの参加、福祉用具の体験なども取り入れ、中学生主体の活動も取り入れる等、福祉の仕事の素晴らしさややりがいが伝わるよう努めています。

小学生、中学生の夏の体験ボランティア(夏ボラ)の受け入れ

社会福祉協議会経由で、小学生、また中学生などが、夏休み期間を利用して行うボランティア活動です。愛全園には、毎年、沢山の学生の夏ボラの参加があります。中学生の職場体験と同じように、ボランティアコーディネーターがしっかりついて実施します。
特別な夏となるような感動体験や、学び、そして新しい出会いを通じて、未来の介護人材が誕生して下さることを願っています。